葬儀社の役割について考えてみました

%e8%91%ac%e5%84%80%e7%a4%be%e8%a7%a3%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84私たち葬儀社の立場としては、大切な方がお亡くなりになられてから、
葬儀のご依頼を受けるのが一般的です。

事前に相談をして、ある程度葬儀社を決めている方も増えてきていますが、
病院や施設で大切な方が亡くなられてから、葬儀社を探す方も多くいらっしゃいます。

後者の方は、どこに頼んだらよいのか、また葬儀社の人がどんな人なのか、
費用はどのくらいかかるのか、喪主はなにをしたらよいのかなど、
大切な方を亡くされたショックの中で、更に不安なことがたくさんあるかと
思います。

その結果、親身になって対応する葬儀社に頼むことが出来ればよいですが、
マニュアル的で融通の利かない葬儀社に頼んでしまうと、最後のお別れの時間で
ある葬儀が、すっきりしない形で終わる事もあるかもしれません。
私たちは、そのような後悔の残る葬儀にならないために、何が出来るのかを
考え、「この様なサービスが実現出来れば理想かな」と想っていることがあります。

それは、終末期のトータルサポートを実現させることです。
亡くなられてからの関わりではなく、地域の看護・介護の方達と連携し、
生前からの関わりをもっていくということです。
死というものは、悲しいことに誰にでも訪れます。
避けては通れぬことであるならば、生前から関わる中で信頼関係を築き、
万が一の際は、あなたに頼めば安心ねと思って頂けるような関わりあいを
持てれば、上記の様な不安や後悔はなくなっていくと思います。

葬儀社が生前から関わる事に関して、まだまだご理解が頂けない部分が
多くあるかと思います。

しかしながら葬儀社としての役割が、大切な方とのお別れの時間を
何の不安もなく、後悔のないようにすることのお手伝いであるならば、
万が一の際に、そのお手伝いをする人達の人柄や、葬儀の内容を知って
おくことは、悪いことではないものと思っております。

これからの高齢化社会の中で、終末期を安心して過ごしていくためには、
高齢者に関わるサービスを行う企業が、包括的に協力していくことが
理想と考えます。
葬儀社の役割とは、関わる全ての方達が安心してその時を迎えられる様な
サービスを実現させることではないでしょうか。

葬儀社の使命として、実現させていきたいと思います。

お遺影写真の選び方

葬儀を執り行う際に準備するものの一つに
お遺影写真があります。

葬儀の時はもちろん、その後の法要など
故人を偲ぶ際には必要となってくるお写真。490898

どの様な基準で選んだら良いのか、また、「こういう写真もあるんだ」という例も含めて、まとめていきます。

まず、お遺影写真にあまり適していない例

1.集合写真なので、お顔の写りが小さい

2.画質が良くない

3.写真屋さんで撮ったので、顔の大きさも画質も問題ないが、絹目のお写真

4.頭や体が途中で切れてしまっている

があげられます。

1.2に関しましては、やはり大きく引き伸ばすので
小さかったり、画質が悪いとぼやけが出てしまいます。

3に関しましては、絹目の線がはっきり出てしまうので
それを目立たなくするためにぼやけさせる事があります。
ワセリンなどを使って、絹目を目立たせなくすることもありますが、
なるべくなら絹目の写真は避けたいところです。

4に関しましては、切れ方によっては上手く修正出来ることもあれば、
出来上がりに違和感が出ることもあります。

お顔が大きく写っていて、画質が良いお写真があればと思うのですが、
なかなか見つからないことも多々あります。
次にこんな写真でも良いんだという例です。

1.ピースをしている554327

2.帽子を被っている

3.可愛がっていたペットとの2ショット

4.30代くらいの若い時の写真

5.タバコを吸っている姿

6.写真がないので肖像画

などが、過去の例であります。

近年は、家族葬の傾向にあるので、上記のような「その人らしさ」が出ている
お写真を選ぶ方も増えてきています。

最後538754に本当にお写真が無い時に使うもので免許の写真があります。

顔が小さいイメージですが、画質が良いので、出来上がりはそれほど「ぼやけ」が
でません。
ただ、無表情な事が多いので最後の手段になります。

以上、お遺影写真を選ぶ際の参考になればと思います。

どうして戒名を付けるのか?

先日、担当したご喪家様での話です。

7年前にお父様を送るお手伝いをし、今回はお母様を送る
お手伝いをさせて頂きました。

ご葬儀の打合せをしていく中で、前回のお戒名のお話になりました。

内容としては、付いた文字にしっくりいかなかったという事。
お父様のイメージと少し違っていたという印象があったようです。119232

皆さまは、戒名についてどの様なイメージをお持ちでしょうか。

そもそも戒名とは、仏の弟子になった証だったり、浄土に行くには俗世間のままでは行くことが出来ないので、生前のお名前ではなく、戒名を付けるという意味があります。
しかしながら一般的な戒名のイメージは、戒名の種類(男性:信士・居士・院居士
女性:信女・大姉・院大姉)によってお布施の金額が変わるものと解釈され
ている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

近年、お布施や戒名に関しては、様々な考え方があります。
そもそも戒名は、お世話になっているお寺様に生前に授かり、
「私は仏の弟子となり、教えと規律を守ります」という誓いの証でありました。

しかし、現代では日常生活の中でお寺様と関わるのは葬儀と法事の時くらいで、
そもそもお付き合いのあるお寺様がいないという事から、死後に授かるように
なりました。

お寺様と檀家関係のお話にもなりますが、本来は生前からのお付き合いがあり、
普段からお布施や寄付など、生前お寺への貢献度が大きいと位の高い戒名が授けら
れ、葬儀の時のお布施はそこまで高額ではなかったと聞きます。

現代になってから、お寺様との関わりが薄くなり、貢献度での差がなくなったため、
戒名の位によって、金額に差が出るようになりました。
これが、戒名=金額の差というイメージになってしまった原因に思います。
今回、感じたのは戒名のもう一つの意味。
戒名の文字は、お寺様が生前のご性格やどの様な事をされてきたかなど、その人柄を聞き、文字を選んでいきます。

ご遺族にとっては、これからお仏壇にお線香をあげる際に、いつも見る名前になります。
確かに、イメージに合う文字を使って頂ければ、生前を思いだしながら、手を合わせることができますし、思い出も振り返りやすいかもしれません。

戒名というのは、仏門に入る証という意味と共に、故人を偲ぶうえでも大切な役割を担っているのだなと改めて感じました。

近年は、お寺様も呼ばずに行う葬儀もあります。戒名を付けるということをしない方もいらっしゃいます。

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お寺様との関わりが希薄となり、信仰もなければ、なぜ戒名を付けなければならないのかという考えに至るのも仕方がないことに思います。
しかしながら、ご先祖様が大切にされていたことを引き継いでいく事も残された者の役割なのかなと感じることもございます。

団塊の世代の方たちが、どの様に引き継ぐかによって、これからの葬送文化にも様々な変化が起きてくる のではないでしょうか。

皆さまは、戒名についてどの様に思われるでしょうか……。

葬儀費用はなぜ「高い」というイメージが強いのか?

一般的に葬儀費用に対する印象は、
「高い」ではないでしょうか。

今回は、なぜ高いのかを考えてみたいと
思います。

お金

生活をするうえで、私たちは日々消費活動をしています。

毎日消費するもの、年に何度か消費するもの、一生のうちに
数回のものと分けるとします。

 
消費者の購買頻度が最も高い消費財を最寄品といいます。
単価は低く、何度も繰り返し購入されます。
食料品や生活消耗品などがあげられます。

購買計画を立てて買うものを買回品(かいまわりひん)といいます
購買前に品質や価格、商品特性などをよく比較検討してから購入します。
家具や衣料品、家電製品などが買回品に分類されます。

独自のブランドや個性を持った製品を専門品といいます。
高単価で消費者は購買まで十分な努力をかけようとする特徴がある製品です。
専門品が高単価な理由としては、その商品の特性上、開発費がかかったり、
多くの人が関わったり、そのサービスを提供するまでに手間がかかったり、
設備の維持費が高かったりがあげられます。家

車

 

 

 

 
専門品の例をあげてみると、家や車、リフォームや冠婚葬祭サービス、
ハイブランドの物などがあげられます。

 

 

この専門品の中で、例外的な理由があるのが葬儀サービスです。

一つは、他の商品やサービスは消費者側が購入するかどうかを決める事が出来ます。
もし、経済的に厳しければ、購入しないでも良いサービスです。
しかし、葬儀に関しましては、人は必ず亡くなりますし、やり方や費用は
様々であれ、必ず火葬は行わなければなりません。火葬をしないという選択肢
がないのです。

もう一つは、消費者が購買まで十分な思考や努力が出来ずに、短時間で全てを
決めなけらばならないということです。
他の専門品は、事前に十分に情報を集め、これならという気持ちで購買に至るので、
高単価商品だとしても、負のイメージでの「高い」はないかと思います。
また、気持ちの面でもポジティブな気持ちでの買い物なので、納得もいきます。
しかし、葬儀に際しましては、すべてが逆の行動になります。
十分な情報も得られませんし、気持ちの面でもプラスの気持ちではありません。
事前相談をしていない状況で、万が一の事が起きた時に、
選択肢の無い中で、高額のサービスを短時間で決めなければならない。
そして、その時の葬儀社のサービスや価格が適正であれば、納得もしますが、
意にそぐわない事ばかりが続くと、良いイメージが残らず、
負のイメージばかりが残っていくのだと思います。
ただでさえ、大切な方が亡くなるというデリケートな心情の中での葬儀ですので、
事前に相談をすることで、少しでも負のイメージを無くすことが必要に感じます。

そのためには、葬儀社の努力も必要ですが、事前に調べるという消費者の努力も
あれば、言い方は悪いですが、悪い葬儀社が淘汰され、葬儀に対するイメージも
変わっていけるのかなと思います。