返礼品

葬儀ではさまざまな返礼品が用いられますが、これを一般に「供養品」と呼んでいます。

「供養品」とは、葬儀において手伝ってくれた人や会葬者に振る舞う品物のことを言います。「他者に布施することによって仏に徳を積み、これを死者にふりむける」ことから「供養のための品」ということで「供養品」とよばれます。

通夜や葬儀のときに会葬者に食事や酒を振る舞ったり、お菓子を出したりするのは、死者の滅罪を願って行われる布施の1つで、死者の供養につながるという考えから生まれたものです。昔、葬列が出発するに際して籠に菓子や小銭を入れ、見送る人々に撒いたのもこのためです。現在「粗供養」と呼ばれる、葬儀・告別式の会葬者への返礼品は、本来は香典の有無に関係なく、葬儀に集まった人に菓子などを振る舞ったことから来ています。これが今では、死者の供養のためという仏教葬儀独特の意味から転じて、会葬してくれた人々への御礼の品という意味合いを強めています。

 

葬儀で使われる返礼品を種類分けすると次のようになります。

①通夜返礼品

通夜の弔問客が多くなり、通夜振る舞いの席に出ないで帰る人のために、その代用品としての性格が強いものです。酒、砂糖などの飲食品の詰め合わせが多く、お菓子などを渡す例も見られます。通夜振る舞いの席に出た人には通夜返礼品は渡さないとされていたところでも、最近では弔問客全てに渡すように変化しています。また、通夜に弔問する人が増えたことから、葬儀・告別式と同じ会葬返礼品を渡すことも多くなりました。

②会葬返礼品

「粗供養」と言われる、葬儀・告別式の会葬者への返礼品です。本来は香典の持参の有無に関係なく、会葬者全てに渡すのが一般的でしたが、最近では、香典と引き換えに渡すケースも増えました。このため、会葬返礼品を「香典返し」として渡す場合もあります。

食事を振る舞う代用品としての性格も強く、砂糖、お茶などの食料品の人気が高かったのですが、戦後、白いガーゼのハンカチが使われて流行したため、ハンカチなどの繊維製品が多くなりました。一時は葉書のセットも流行しました。最近では商品も多様化しており、電車の前払式(プリペイド)カード、ボールペンなどの文房具、電池など、実用化傾向を強めています。会葬者の数が変動するので、500円~1,000円の返品可能な商品が選ばれます。

③香典返し

香典返しには大きく分けて「即返し(その場返し、当日返し)」と「忌明返し」の2種類があります。「即返し」は、もともとは葬儀での食事などの振る舞いの代用品として発達したものです。しかし、最近では、忌明けの返礼は名簿の整理などで大変なのに対し、香典と引き換えてあれば渡し損ねもなく便利という理由から、増加の傾向にあります。

「即返し」の場合、一時は香典の金額を調べて、その金額に応じた商品を返すことも行われましたが、今では一律が多くなっています。単価は2,000円~3,000円が多く中には4,000円~5,000円という地域もあります。チョイス・ギフト(カタログを渡され、会葬者が希望の品を選んで申し込む方式)も出てきました。

一方「忌明け返し」は、四十九日の忌明を待って「おかげさまで無事四十九日もすぎました」と礼状を添えて返礼するものです。すぐ返すのでは失礼だということから慣習化していったものと思われます。香典の額と同額では相手の好意を無にするというので、半返し(二部返し、とも言う。半額の商品を返すこと)が一般的です。タオルなどの繊維製品が人気を集めているようです。

この他、葬儀の余剰金を社会福祉関係に寄付するとか、遺児の養育費に充当するとかし、香典返しを行わないこともあります。社会福祉関係に寄付するときは市町村役場の社会福祉課が窓口となってくれます。香典返しを行わないときには、その用途を忌明の挨拶状に記します。

④法事返礼品

四十九日、一周忌などの法事の参列者に帰りに引き出物をわたすものです。法要に参列していただいた方に対するお礼で、繊維製品、お茶などと共に折り詰め料理がつくこともあります。初七日法要の席でも渡されることがあります。法要に招待されて参列する人は「御仏前」「御香資」などと上書きしてお金を包むことが多くおこなわれています。

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