喪中ハガキは喪中を知らせるものではありません?!

喪中とは「喪」に服している期間のこと言います。

「喪」とは死者を偲び、お祝い事を避けたり、家にこもってつつしむ事です。flower_kikyou

「喪」に服す期間は、故人との関係性によって異なる場合もありますが、

基本的には近親者の方が亡くなられてから1年間とされています。

この喪中にはおめでたいことをしない事が原則とされているので、

お正月には年賀状を控え、その代わりに「喪中ハガキ」を送ります。

 

しかし、「喪中だから喪中ハガキを送る」というわけではないのです。

一般的に「喪中ハガキ」と呼ばれているものは、

正式には「年賀欠礼の挨拶状」と言います。

喪中ハガキというと、自分が喪中であることや、

自分の家に不幸があったことを知らせる訃報ハガキと思われている方もいらっしゃると思いますが、

本来の意味からすると、

『喪中につき年賀状を出さないけど、良い年をお迎えくださいね』や

『喪中のため、今年は新年のお喜びをお伝えできませんので、失礼いたします』

というものになりますので、ご親戚やお付き合いのある方に

「私は喪中です」とお知らせする為だけのハガキではないのです。

 

また「年賀欠礼の挨拶状」ですので、

喪中ハガキを送る相手は年賀状のやり取りをしている方になります。

「喪中だから、知らせないと!」と普段年賀状を出していない相手にも送ってしまうと、

突然の喪中ハガキに驚かれてしまう場合もありますので、

難しく考えずに「普段年賀状のやり取りをしている方に出す」

というのを基本にすると良いと思われます。post_tegami_toukan

 

送る時期は、先方が年賀状を用意する前、11月中旬~12月初旬までには

届くように出すのがマナーとされています。

喪中ハガキを準備し始めると色々疑問が出てきますので、

慌てないように前もって早めの準備が大切かもしれません。

 

上尾伊奈斎場つつじ苑を利用してのご葬儀・家族葬は、アートエンディングにお任せ下さいませ。


喪服の黒い歴史、白い歴史

喪服の主流は「白」でした

葬儀の際に現代では黒い背広に黒いネクタイを親族側も
参列する側も着るのが当たり前になっております。

しかし、歴史を紐解くと、白い喪服が当たり前だった
時代があり、むしろ白い喪服の歴史の方が長かったりします。喪服

http://hudankimono.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301350340-1

上記のサイトには昭和初期の法事でも白い喪服を着ている写真があります。

現代の喪服の色は黒というのは、明治政府の欧米化政策に始まったもので明治以降から戦後にかけてになります。

古くは、「日本書紀」等の文献によりますと、その頃の喪服は白であったという記録が残っています。

平安時代に発令された養老喪葬令で「天皇は直系二親等以上の喪の際には、墨染めの色を着用すること」と定められ、平安後期に一般的にも黒が着られる様になりました。

しかし、庶民の間では基本的には白のままだったという説もあります。

単純に黒く染めるには染料も必要ですし、手間もかかりますので上流階級以外の人には、浸透はしなかったようです。

貴族文化が薄れた室町時代には上流社会にも白が復活し、黒がなくなったとも言われています。

このように、上流階級の中で一時期、黒の喪服を着用する時代もありましたが、
日本の長い歴史の中では、喪服は白が主流でした。

一般庶民にまで黒が定着したのは、第二次世界大戦中から戦死者を送る葬儀が増えた時に、当時はまだレンタルが多かったので、貸衣装店は汚れが目立つ白ではなく、汚れが目立たない黒を揃えるようになってきてからになります。
必ずしも黒い喪服なければいけないのか?

もともと、喪服は「喪に服する」遺族が着るものとされていましたが、戦後に葬儀が社会的儀礼として位置づけられるようになってから、参列者全員が喪服を着用することがマナーとなりました。

このようなことから、お通夜に関しては、現代でも必ずしも喪服を着用しなければマナーに反するということは無いようです。

なぜなら通夜の場合は、不幸を予測していたという印象を与えないために平服で伺うべきという人もいるからです。

実際に、仕事場で不幸を聞き、葬儀には参列できないが仕事が終わってから、通夜になら間に合うという人も多いからです。その場合、仕事着で会葬したとしても、事情を話せば失礼には、ならないでしょう。

むしろ、そんな急に聞いたのに忙しいなか参列してくれたという感謝の方が大きいと思います。

今でも、芸能人の葬儀などで遺族が白装束を着ているのを目にすることがあります。

黒い喪服が主流となってしまった現代では、白喪服は亡くなった人の白装束に合わせる意味や未亡人が着る場合は「再婚はしません」という証をその場の人たちに披露する意味が強いのかもしれませんね。

ロマンチックな人は、最後の説が好きなのではないでしょうか。